大人の矯正について
大人になってからでも矯正は可能です
最近、大人になってから子どもの頃から抱えていた歯並びや口元の悩みを解消するため、矯正治療を始める方が増えています。矯正治療は大人になってからでも決して遅くありません。治療に関心を持ち、歯並びを治したいと思ったときがベストな開始時期です。
また、歯並びが整うことで歯磨きしやすくなり、虫歯や歯周病、口臭予防につながります。上下の歯がしっかり噛み合うようになると、下顎にかかる負担が軽くなり、顎関節症などを防いでくれます。
笑顔に自信ができ、人生が充実
さらに、歯並びが整うとキリッと引き締まった口元や、魅力的な笑顔を手に入れられ、プライベートや仕事にきっと役立ちます。何十年と続くこれからの人生を考えると、その治療の価値は大きいのではないでしょうか。
歯並びや噛み合わせは、生涯に渡って変わる
年齢を重ねるにつれ、歯茎が痩せたりして歯の周りの組織に変化が起こります。そのため歯は動き続け、歯並びや噛み合わせが変化します。
矯正治療に年齢制限はなく、条件が整えば治療が可能です。生涯に渡り年代に即した健康的な歯並びの維持をお手伝いします。
抜歯は、個々のケースに合わせてご提案します
矯正治療で、抜歯を選ばざるを得ないケースや、もしくは抜歯をした方が将来的にメリットが大きい場合があります。当院では、それぞれの患者さまの症状に合わせてあらゆる選択肢の中から、できるだけ歯を抜かない治療を行うように心がけています。
例えば、抜歯した方がよい場合
女性には、審美面を優先して抜歯をすすめ、男性には健康を優先して残すようお話しする場合があります。できるだけ患者さまの状況やご要望に合わせて治療方針を決めています。また、抜歯が必要な場合は、メリット・デメリットをしっかりご説明した上で、患者さまに選んでいただきます。
歯周病や虫歯の予防としての矯正治療もあります
歯並びが悪いと、磨きにくい部分ができてしまう
歯並びが悪いと、どうしても汚れが溜まる部分に虫歯ができたり、汚れや歯石が溜まって歯周病の原因になります。歯の痛みで苦労したり、歯を失って美味しくご飯が食べられなくなってしまいます。
口腔環境を整えて、予防する
また、歯周病は心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病・肺炎・低体重児早産の原因になることがわかっています。歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなります。虫歯や歯周病の予防の一つとして、矯正治療を考えることもできます。
きれいな歯並びを壊してしまう原因をご存じですか
歯を失ったり、加齢によって
虫歯や歯周病で歯を失うと、そこから歯列が崩れることがあります。加齢につれて噛み合わせが深くなったり、前歯が出てきたり、隣の歯が傾斜したり、すき間ができたり、デコボコになることがあります。
舌の癖や鼻づまりも、原因に
舌を上限のあの間や裏側から押し出すように嚥下したり、発音する習慣がついていると舌の圧力により歯は移動します。鼻づまりで口が閉じづらいと、上顎の幅が狭くなったり、歯が前に出たり、噛み合わせが悪くなります。また、歯ぎしりや噛みしめ(食いしばり)などの癖も、歯の削れや移動、顎関節症の原因になることがあります。
こうした癖はなかなか治りにくいものですが、当院ではこうした原因を突き止め、矯正と共に癖や持病を自覚し、自発的に矯正してもらうお手伝いをします。